当帰芍薬散について
不妊に効果のある漢方薬を調べると「当帰芍薬散」という漢方薬の名前が出てきます。その効果は絶大でインターネット上では当帰芍薬散により妊娠することができたという意見を確認することができます。
また産婦人科によっては不妊治療で当帰芍薬散を処方することも多々あります。
この当帰芍薬散とはいったいどのような漢方薬なのでしょうか?
これから
・特徴
・効果
・副作用
この3点から説明します。
特徴について
当帰芍薬散の他の漢方薬との違いとして配合されている生薬全てが植物であることが挙げられます。主成分は血行改善効果があり体温低下を防ぐ当帰と体中のあらゆる痛みを緩和する効果がある芍薬です。
その他に蒼朮、沢瀉、茯苓は排尿効果があり体のむくみ改善に効果があります。
女性の悩み全般に効果があり「女性の聖薬」とも呼ばれています。
効果について
上記のように当帰芍薬散は女性の体内トラブル全般に効果があり、当然不妊改善にも効果があります。まず不妊の原因としてホルモンバランスの乱れが挙げられますが、ホルモンバランスを安定させて生理痛も緩和させます。
次に冷え性改善効果もあります。
体温が低下してしまうと子宮の働きが悪くなり、質の高い卵子を作ることができません。
また排卵障害も引き起こしてしまい不妊になってしまいますが、これらを改善することができます。
その他に不妊症で悩んでいる女性のほとんどが貧血体質なんですね。
貧血になってしまうと妊娠に必要な黄体ホルモンの分泌量が低下して不妊になってしまいますが、これを改善することができます。
まさしく不妊にもってこいの漢方薬ですよね。
副作用について
当帰芍薬散は体質に合わないと食欲不振や胃の不快感、下痢など胃腸に負担をかけさせてしまいます。そのような症状が起きた場合に服薬は止めてください。
また当帰芍薬散の副作用として「太った」という意見を聞きます。
これは女性ホルモンの分泌量が安定すると体が丸みをおびてしまうからなんですね。
また体内のあらゆるトラブルが解決されたことで食欲が旺盛になった可能性もあります。
当帰芍薬散のまとめ
当帰芍薬散について・特徴
・効果
・副作用
この3点から説明しました。
服薬方法は水と飲むだけですが、冷え性の女性は温かいお湯と一緒に飲むことをすすめます。
体に不調があると不妊になってしまいます。
しかし何が原因なのかわからない時もあります。
当帰芍薬散は女性の体内トラブル全般に効果があるので、「不妊で悩んだら、すぐ当帰芍薬散」とイメージしてもよいでしょう。